1話5分で読めるギリシャ神話

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性障害と禁断愛の神話 知っておきたいベスト3

イピスとイアンテ

男として育ってきたイピス、金髪の娘イアンテとの婚約?

「女の子なら、育てるのは止めにしたい...」
イピスの父リグドスは、イピスが生まれる時男の子を望みました。なぜなら、貧しさのため働ける手が欲しかったからです。しかし、生まれた子は女の子。母テレトゥーサは女神イシスに願い、夫に嘘をついてイピスを男の子として育ててきました。イピスも、自分は男だと思っていて、女でいることを忘れていました。

イピスが13歳になった時、父リグドスは金髪の娘イアンテと婚約させました。

希望を持って、婚礼の日を待ち望むイアンテ。一方、イピスには深い絶望感が生まれていました。
「この先、この恋はどうなる?あらゆる動物のメスが、メスを慕うことはない」
イアンテと一緒にいて知ってしまったのです。女の体では、彼女を自分のものにできないと。母テレトゥーサも、仮病や夢の凶兆を理由にして、なんとか婚礼の日を伸ばしていました。

しかし、婚礼の日は明日に迫ってきました。

意を決した母娘は、女神イシスの祭壇に行きました。
果たして、女神は母テレトゥーサとイピスの祈りに応えるのか?

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はじめて性転換した女カイニス

ポセイドーンの強姦から男になったカイニス

老将ネストールが、話し始めました。

「カイニスは、テッサリア一の美しい乙女であった。多くの求婚者が彼女を妻にと願ったが、誰もその願いはかなわなかった。

ある日のことだ。
彼女が誰もいない海岸を歩いていた。そこへ、海神ポセイドーンが現れて、彼女を強引に手込めにしたのだ。神はこの情事に満足して、彼女にこう言った。
『おまえの願いは、すべて叶えよう。なんなりと言いなさい』

すると、カイニスはこう答えたのだ。
『こんなひどい目に二度とあわないよう、女でなくしてください』

ポセイドーンは、その願いを聞きいれた。さらに、どんな刃物によっても死なない体にしてやった。それからの彼女はカイネウスと名乗った。ケンタウロス族との争いは凄まじかった。族の槍や剣では、カイネウスの体を傷つけることはできなかった。だがな、最後には殺されてしまった。

槍や剣ではなく、どのように殺されてしまったか? 諸君、わかるかね?」

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ビュブリスとカウノス

兄カウノスに拒否されても、追い続けたビュブリスだが...

双子の妹ビュブリスと兄カウノス。
兄妹では、幼い頃は抱きついたり、キスしたりするのも自然な行為。しかし、物心ついてからも、その思いを抱いては異常です。立派な娘になったビュブリスは、今も兄カウノスを慕い続けています。

目覚めている時は不純な望みを抱かなかったのですが、眠りに落ちると、兄に抱かれる夢を見るようになりました。また、カウノスの女友達にも嫉妬してしまいます。
カウノスお兄さまは、別の女を奥さまにしてしまう。ゼウスだって、姉のヘーラーを妃にしている。神々の掟は、人間界の掟とは違うのは分かっています」

そんな気持ちが、ビュブリスにロウ板をとり、鉄筆でしたためさせます。そして、意を決して召使いに手紙を渡し、兄の元へ送りました。

兄カウノスは怒りにかられてロウ板を放り投げ、召使いをののしりました。
「このゴロツキが!許されぬ邪恋を取り次ぐとは!今すぐ、立ち去れ。わが家の恥が明るみに出ることになるかと思うと、命だけは助けてやる」

召使いからカウノスの激しい言葉を聞くと、ビュブリスは青ざめ、ぶるぶる震えました。
しかし、恋のとりこになったビュブリスを止めることはできません。

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