1話5分で読めるギリシャ神話

ギリシャ神話の神・女神・英雄のエピソードが、絵画で分かりやすい。また、ギリシャ神話はあなたの美術鑑賞に役立ちます。〈アートバイブル〉も、絵画でわかりやすい聖書です。

ゼウスから学ぶ女の口説き方

ゼウスとヘーラー
アンニーバレ・カラッチ〈ヘーラーとゼウス〉

ギリシャ神話をまとめていて、なるほどと思ったり、えっどうして?といったことが多々あります。そこで、それを少しずつ書いてみようかと思いました。全く私的な感想ですので、無視したり、鼻で笑ってください。

で、初めてのブログ記事は、「ゼウスから学ぶ女の口説き方」です。
ゼウスは女を口説くためなら、何でもします。神様だからといって品行方正ではなく、ためらうこともありません。どうやら、ゼウスは恥も外聞もない神様です。

女にあわせて自分が化ける(変わる)

父親にダナエーが地下に幽閉された時、ゼウスは金の雫(しずく)となって彼女に降りかかります。 ディオニュソスの母セメレーには、人間の姿になって彼女と交わります。 レーダーの場合は、白鳥となり鷹に襲われたように見せかけ、彼女の腕の中に逃げこみます。2つの卵が生まれ、それぞれクリュタイムネーストラー(アガメムノンの妻)とヘレネー(トロイア戦争の原因)、カストールとポリュデウケースの男女の双子が生まれました。

参照:ペルセウスの母ダナエー
参照:ふたご座(レーダー)
参照:ディオニュソスの誕生
参照:アガメムノン

これって神のすることでしょうか?否です。それでも、ゼウスは女を口説くためなら、自分が変わります。

そこまで努力、いや神だから努力はしないか!でも、変身することもなく神の特権を使って「近うまいれ!」とだけ言えばいいはずですので、それなりの努力?はしているのです。これを見習わない手はないです。私たちも、相手にあわせ、自分の方から積極的に変われば口説けるのではないでしょうか。自分は引っ込み思案だから、とか言って逃げていてはダメなのです。

女にあわせて戦略を立てる

婚約者アンピトリュオンが戦場に行っている時に、婚約者に化けて寝室をともにし、アルクメネーにヘラクレスを生ませます。来るべきギガントマキア(巨人族との戦い)のために、人間が必要になるからです。単なる女好きではありません、深慮遠謀でもあります。

参照:ヘラクレスの誕生

ひとを使う

エウロペーの時には、息子ヘルメースに、山から牛の群れを追わせ、その中に牛となってまぎれこみます。かつ優しさ全開の珍しい白い牛になってです。これでエウロペーやまわりの女性たちにも目立つので、彼女たちに近づきやすくなります。足を曲げて、エウロペーが背に乗るやいなや、猛然と海に向かって泳いで逃げます。

参照:エウロペーの誘拐

浮気を見つかっても、最後までしらを切る

イーオーと密会しているのをヘーラーに気づかれ、浮気現場で問いただされると、ゼウスはイオを雌牛に変え「牛と遊んでいるだけだ」と答えます。現場を押さえられても浮気を認めず、ごまかします。こう言ってほしい奥さんも、世の中には多くいるようですね。 が、ヘーラーは並の奥さんとは違い、「では、その牛を私にください」と言います。これには、ゼウスも嫌とは言えません。その後のイオの苦難を考えると、「ゼウスよ、ちょっとは彼女のことを考えなさい!」と言いたくなります。最後には、ゼウスはヘルメースを使ってイオを元の姿に戻します。

参照:イーオー

〈ゼウスから学ぶ女の口説き方 学び〉
恥だろうが、大変だろうが自分の方を変えるということです。自分は引っ込み思案だからできないと言う人や自尊心が強くて自分を変えて行動できない人が多いです。
だから常日頃から、自分に言い聞かせています。「いいと思ったことは、すぐやってみる。それから、結果を考える。やる前から反省モードにならない」
分かっちゃいるけどできない、とは言わない。あ、言ってるか!