1話5分で読めるギリシャ神話

ギリシャ神話の神・女神・英雄のエピソードが、絵画で分かりやすい。また、ギリシャ神話はあなたの美術鑑賞に役立ちます。〈1話5分で読める聖書-アートバイブル

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麗しのネーレイデス

(更新日:2019.07.21)

ネーレイデスの美しい絵画には、モチーフから多くヌードが出てきてしまいます。きわどいヌードは、あまりおおっぴらに掲載するのはためらわれます。
みなさん、画像検索で「ネーレイデス」の美しい絵画をご鑑賞してください。

〈1話5分で読めるギリシャ神話〉は、できるだけ絵画をいれて、神話の世界をイメージしやすくしています。

ですが、美しい絵画があっても、神話として面白い物語がない場合もあります。主菜ではなくて副菜といったら良いのでしょうか。ネーレイデスは、副菜としてはよく出てきますが、主菜としての神話がほとんどないのです。それでも、絵画のモチーフとしては、たくさんの画家に刺激を与えているようです。

麗しのネーレイデス

ネーレイデスは「海の老人」ネーレウスとオーケアノスの娘ドーリスの娘で、不毛の海の中に生まれました。エーゲ海の海底にある銀の洞窟で父ネーレウスとともに暮らし、イルカや半馬半魚の海馬ヒッポカムポスの背に乗って海を移動します。

主なネーレイデスには、ポセイドーンの妻であるアムピトリーテー、英雄アキレウスの母テティス、キュクロプスのポリュペモスに愛されたガラテイアがいます。
ペルセウス伝説では、カシオペアが「わたしの娘アンドロメダーのほうがネーレイデスよりも美しい」と言ったことが、妻を侮辱されたようでポセイドーンを怒らせてしまいました。

『ウィキペディア』やヘシオドスの『神統記』で〈ネーレイデス〉を調べても、多くの名前が出てくるだけで、物語が出てきません。そこで、今回はネーレイデスの絵画だけを多くご紹介いたします。

ぜウスとテティス
ドミニク・アングル〈ぜウスとテティス〉
オリンピックの起源〉参照

ガラテイア
ギュスターブ・モロー〈ガラテイア〉
アーキスとガラテイア〉参照

アルペイオスとアレトゥーサ
〈アルペイオスとアレトゥーサ〉
アレトゥーサの告白〉参照。同じような神話〈アポローンと月桂樹になったダプネー

最後に、ネーレイデスがその背に乗るヒッポカムポス(半馬半魚の海馬)です。

ヒッポカムポス(半馬半魚の海馬)に乗るポセイドーン
ヒッポカムポスに乗るポセイドーン

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