1話5分で読めるギリシャ神話

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ディオニュソスの誕生

ユピテル(ゼウス)とセメレー
ギュスターヴ・モロー〈ユピテル(ゼウス)とセメレー〉モロー美術館

ディオニュソスは大神ゼウスとテーバイの王女セメレーの子。

ゼウスの妻ヘーラーは、嫉妬からセメレーを憎みました。乳母ベロエーに化けると、彼女をそそのかします。
「婆やは心配でたまりません。恋人は本当にゼウス様なのでしょうか?嘘をつく男は多いのですよ。天上でのお姿を見せてくださるようお願いしたらどうでしょう?もうすぐお子様も生まれてくるのですから」

セメレーは乳母の言葉をもっともと思い、ゼウスにお願いしました。
「ゼウス様。1つお願いがあります、叶えてくださいますか?」
「何なりと言ってごらん、あの冥界の河スティクスに誓って叶えてあげよう」
「天上でのゼウス様の神々しいお姿をここでも見せてください」
彼女の願いを聞いたいたゼウスは、後悔しました。しかし、スティクス河に誓ったからには、神々でさえその誓いを破ることはできないのです。
パエトンの墜落参照▶

次に会う時、ゼウスは雷を持って現れました。その光のために、人間のセメレーの体は耐えきれず燃えて死んでしまいました。かろうじて、お腹の子を救い出すと、ゼウスは自分の腿(もも)に入れて育てることにしました。こうして、月日が満ちて生まれたのが、ディオニュソスです。

バッカス(ディオニュソス)
カラヴァッジオ〈バッカス(ディオニュソス)〉ウフィツィ美術館

ディオニュソスは、幼児から少年時代、ニューサのニンフたちに育てられました。彼女たちはこの功績によって、ゼウスによりヒュアデス星団として星座に中におかれました。

ディオニソスは成長すると、ぶどうの栽培やその果汁から酒を造ることを発見しました。しかし、この頃になってもヘーラーの憎しみは消えず、ディオニュソスを狂わせ、世界中を放浪させました。ディオニュソスがプリギュアにきた時、女神レアーは彼の狂気を直し、秘教の祭礼を教えました。その後、再びディオニュソスはブドウの栽培と酒の作り方を教えて歩きました。

遠くインドにも長く遠征したということです。この勝利から帰ってきたディオニュソスは、ギリシャ中に秘教を広めることにしました。しかし、狂気と陶酔の祭礼を受け入れない君主もいました。そして、ディオニュソスは母セメレーの故郷テーバイにやってきました。

ディオニュソスの凱旋▶