チャンスの神は前髪しかない!
(更新日:2022.01.23)
人生には運と不運が何回もめぐってきます。だから、いくら良い運がめぐってきても、ボーッとしていては逃すだけです。
当たり前ですがチャンスを「チャンス」として確実に捕まえるには、日々準備をしていなければなりません。
たとえば、回転寿司で食べたいネタがあれば、注意していなければ取り逃すのと同じですね。
フランチェスコ・サルヴィアーティ〈カイロス〉
チャンスの神は前髪しかない!
「幸運の女神には前髪しかない」
とも言われるギリシャ神話の神の名はカイロス。元来は女神ではなく、男神です。絵画ではご覧のようなオヤジですが、したの絵では美少年に描かれています。
「好機はすぐに捉えなければ、後から捉えることはできない」という意味。後頭部はハゲであるので、髪をつかもうとしてもつかめないからです。
カイロスの風貌、頭の特徴から言われるようになりました。前髪は長いが後頭部が禿げた美少年として表されており、両足には翼が付いています。
カイロスは、ギリシア語で「機会(チャンス)」を意味する Kαιρός を神格化。元は「刻む」という意味の動詞に由来しているといいます。キオスの悲劇作家イオーンによればゼウスの末子とされていますが、母は不明。
オリュンピアには、カイロスの祭壇があったといいます。
「時」を表す2つのギリシャ語
καιρός(カイロス)= 時刻
「機会」や一瞬、人間の主観的な時間を表すこともあり、内面的な時間。
ρόνος(クロノス)= 時間
過去から未来へと一定速度・一定方向で機械的に流れる連続した時間。
フランチェスコ・サルヴィアーティ〈正義〉