1話5分で読めるギリシャ神話

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求婚者殺戮の日

求婚者の殺戮
ルイ=ヴィンセント=レオン・パリエール〈求婚者の殺戮〉

アンティノウスとエウリュマコスの最後

オデュッセウスは求婚者の筆頭の一人アンティノウスの咽喉に矢を放った。矢はのどを射抜くと、彼はぐらりと体が傾き、持っていた杯を落とした。
「エウリュマコスよ、もはや貴様らは戦うか、逃げるしかないのだ」

「各々方、今や我ら一団となって、オデュッセウスに立ち向かおうではないか。誰でも良い、この危急を外の者に知らせよ」
こう言うと、エウリュマコスは両刃の剣を抜き去って、凄まじい声を張り上げ、オデュッセウスに躍りかかった。オデュッセウスは素早く矢を放つ。矢はエウリュマコスの胸を貫く。彼は食卓の上につっぷした。料理や酒杯などが、床に散乱する。

アンピノモスは唯一の逃げ道戸口からオデュッセウスを離すべく、剣を抜いて躍りかかった。が、テレマコスがその背後から槍を投げると、槍は背中から胸に突き刺さり、アンピノモスは顔から倒れこんだ。

その後、兜と盾、武器を倉から持ってきたテレマコスと豚飼い、牛飼いも武具に身をまとい、オデュッセウスのかたわらに駆けつける。オデュッセウスは矢の続く限り、求婚者たちをつぎつぎと射殺していった。矢がつきると、弓を置き、二本の槍を取った。

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ニューエントリー3

てんびん座:アストライアー

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オデュッセウスの「ハシゴ女」

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12の斧の穴を通す弓の競技

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