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はとバス・日帰りバスツアー 私の体験記
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1話5分で読めるギリシャ神話

ギリシャ神話の神・女神・英雄のエピソードを絵画から分かりやすくまとめています。ギリシャ神話は美術を鑑賞する時、必ずあなたの役に立ち想像力を羽ばたかせてくれます。

エロースとプシュケー1

エロースとプシュケーの結婚
フランソワ・ジェラール〈エロースとプシュケーの結婚〉ルーヴル美術館

女神アフロディーテの嫉妬

ある国の王さまと王妃さまには、3人の美しい娘がおりました。なかでも末娘のプシュケーの美しさは、言葉では表せないほどです。
その美しさを一目見ようと、たくさんの人々がこの国にやってきました。そのため、美の女神アフロディーテの神殿を訪れる人も少なくなり、プシュケーは女神の嫉妬を買ってしまったのです。

「あのゼウス様さえ認めた『パリスの審判』で、ヘーラーやアテーナに勝った私の名誉は、あの人間の娘に奪われてしまうというのか!あの恥知らずなプシュケーに、不細工な男を恋するようにしむけておくれ」と、女神は息子のエロースをよんで、命じました。

パリスの審判〉参照

2つの泉から湧きでる甘い水と苦い水

女神アフロディーテの庭には、2つの泉があります。1つの泉からは甘い水が、もう1つの泉からは苦い水が湧きでてきます。エロースはそれぞれの水をカメにくんで、プシュケーのところに向かいました。

エロースはプシュケーの寝室に入ると、寝ている彼女の口に苦い水を数滴たらし、その脇腹を矢の先端でつつきました。目をさましたプシュケーはエロースの方を見つめましたが、人間の目には彼の姿は見えません。が、エロースは彼女の美しさにドギマギして、自分の矢じりで自分を傷つけてしまいました。また、かぐわしい甘い水も彼女にふりかけてしまったのです。

これが二人の恋の始まりです。

「プシュケーは人間の誰とも結婚できぬ」

プシュケーの姉たちは、すでに結婚していました。が、彼女だけは女神アフロディーテの不興をかって、誰もが誉めたたえる美しさを持ちながらも、誰もが彼女にプロポーズするのをさけていました。プシュケーの両親は心配のあまり、アポローンの神託をこいました。

「プシュケーは人間の誰とも結婚できぬ。山の頂きに連れて行き、そこにおいてきなさい。山の怪物が彼女と結婚するであろう」
神託は絶対です。悲しみながらも両親はプシュケーに婚礼衣装を着させ、山に連れていくと一人残して帰りました。

エロースとプシュケー
〈エロースとプシュケー〉ルーヴル美術館 ドゥノン翼

「私がお前の夫です。しかし、絶対に私を見てはいけません」

一人になると、プシュケーは悲嘆にくれましたが、山の美しさに癒やされ、落ちついてきました。しばらく崖の上から回りを眺めていると、ゼフィロス(西風の神)が、プシュケーを持ち上げ、美しい森に連れて行きました。

その森には立派な宮殿とすんだ泉がありました。プシュケーがその家に入っていくと、声だけの召使いが給仕をはじめました。
「女王さま、ここにあるものはすべてあなたのものです。私たちはあなたの召使いです。何なりとお申し付けください。お好きな時に、お食事と湯浴みをなさってください」

プシュケーは湯浴みのあと、おいしい夕食を食べ、その日は床につきました。すると、誰かが寝室に入ってきた気配がし、優しい声をプシュケーにかけました。
「私がお前の夫です。しかし、絶対に私を見てはいけません」
その声に安心したプシュケーは、その声の主とともに幸せに暮らしはじめました。

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