1話5分で読めるギリシャ神話

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ペルセウスとメドゥーサ

メドゥーサの頭部
ピーテル・パウル・ルーベンス〈メドゥーサの頭部〉ウィーン美術史美術館

父王アクリシオスによって、流されたダナエーとペルセウスはセリポス島に漂着。島の王ポリュデクテスの弟、漁師のディクテュスに助けられました。

しばらく平穏に暮らしていましたが、新たな災いが母ダナエーに降りかかります。その美しさに島の王ポリュデクテスが、言い寄ってきたのです。青年になっていたペルセウスは、なんとか母親を守ろうとしていました。

ポリュデクテスは、ここでペルセウスを排除する一計を案じました。島を荒らしているメドゥーサを退治するよう、ペルセウスに命じたのです。

メドゥーサ
ヤチェク・マルチェフスキ〈メドゥーサ〉

海の神(怪物)である兄ポルキュスと妹ケートーは結婚しました。その子であるメドゥーサ(女王)には、姉にステンノー(強い女)、エウリュアレー(広くさまよう、あるいは遠くに飛ぶ女)がいました。
また、三人のグライアイは姉妹。だから、ペルセウスはグライアイ三姉妹のところを訪ね、三人で共用していた一つの目を奪い、強引にメドゥーサの居所を教えさせたのです。

後にゴルゴンと呼ばれたメドゥーサ三姉妹は、髪は生きた蛇で、その目を見たものは石になってしまいます。そして、メドゥーサのみが不死ではありませんでした。
メドゥーサはもとは美しい乙女で、その髪をとても自慢にしていました。ところがアテーナと美しさを競ったため、その美貌を取り上げられ、髪はシューシュー音をたてる蛇に変えられてしまったのです。
また、ポセイドーンがメドゥーサと交わった場所がアテーナの神殿であったことも、彼女が怪物にされた理由ぼ一つです。

父ゼウスの計らいもあって、ヘルメースからは空を飛ぶサンダル、アテーナからは輝く盾を借り受け、ペルセウスはメドゥーサの住処へ向かいました。眠っているメドゥーサに忍び寄り、輝く楯に映った彼女の姿を見ながら、その首を切り落としたのです。その首はキビシスという特別な袋に入れて持ち帰りました。

この時、流れたメドゥーサの血からペガサスが生まれたといわれています。メドゥーサのもとの美しい乙女の化身でしょうか?

やがて、ペルセウスはその首をアテーナに捧げると、女神はアイギスの楯の中央にはめこみました。

ペルセウスとアンドロメダ

メドゥーサの頭部
カラヴァッジオ〈メドゥーサ〉

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