〈黄金の時代・銀の時代〉
天秤座(9月24日〜10月23日生まれ)
ギリシャ神話の5つの世界観
黄金の時代
まるでエデンの園の中で、人間は暮らしているようでした。一年中、春のような暖かさです。人間は働くこともなく、いつでも自由に食べることができました。
銀の時代
ゼウスは、春のような一年間を4つの季節(春・夏・秋・冬)に分けました。そのため、人間は夏の暑さや冬の寒さを耐えなければなりません。
はじめは洞くつの中で生活をしていましたが、家を造るようにもなりました。食べ物の種をまき、農作物を作ることも必要になりました。が、人間の心はまだ清らかでした。
青銅の時代
人間の気性が荒くなり、武器を持って争うことも多くなりました。人間は嘘をついたり、暴力をふるったり、欲深くもなりました。森の木々を切り倒し舟を造り、海に出てはたくさんの生き物を殺しました。
また、地の中を掘り、様々な金属を得るようにもなりました。特に青銅や鉄は武器になり、「金」は人間の欲を刺激します。
お互いに信じあうこともなくなり、とうとう人間は安心して暮らすこともできなくなりました。大地は殺しあいの血でそまり、神々は地上を見捨てて天へ帰っていきました。
それでも女神アストライアーだけは、地上に残り正義を訴えつづけました。なんとか正義の天秤を平行に保とうとしたのです。
英雄の時代
大神ゼウスは一度大洪水を起こし、人間を滅ぼしました。その後は比較的幸福な半神半人の時代=英雄の時代が続きます。しかし、トロイア戦争など争いを起こすようになり、再びゼウスに滅ぼされました。
鉄の時代
そして、私たちの生きている時代、最悪な時代がやってきたのです。人々の悪はとどまることを知らず、互いに傷つけあいました。自然は破壊され、心休まる場所はどこにもありません。
ヘシオドスは「仕事と日」の中で嘆いています。
「私はもはや、おるべきでなかった。その前に死ぬか、後から生まれるべきだった」
英雄の時代に地上に戻っていた神々も我慢の限界を超え、天界へ帰っていきました。その中で、最後まで人間を信じようとしたのが女神アストライアーです。その女神の持っていた天秤が星座になりました。
別説では、天秤座の隣りにある乙女座がアストライアーであるとも言われています。また、アストライアーは勝利の女神ニケーと同一視されることもあります
Palacio de Caserta. Sala de Astrea
天秤座の星占い
【天秤座の性格チェック!今すぐわかる、性格、恋愛、行動パターン】から
天秤座・基本性格
- 品位を重んじ、どんな時でも感情を露骨に現さない
- 争いより妥協を選ぶ平和主義者
- 説得力があり、信用されやすい
- 自分の世界や家庭では頑固でマイペース
- いざ行動を起こすと、大胆になる
天秤座・恋愛感
- 変化を好み、 女心のように変身を繰り返す
- 愛には恋しても、夢には恋しないしっかり者
- 倫理や習慣や結婚にこだわらない、自由恋愛者
- しかし、不倫の恋は少ない
- 節度と品位を失わない
天秤座・行動パターン
- 機転がきき、破綻のない優雅な人生を送る
- 逆境に陥ることは少ない
- 心身の調和を保つ才能がある
- 用心深いわけではないが、賭けや冒険は求めない
- 絶妙のバランス感覚で、無理難題を乗り越える
天秤座・響く言葉と嫌がられる言葉
〈天秤座の人に響く言葉〉
正義、仲間、気が利く、信頼できる
〈天秤座の人に嫌がられる言葉〉
ナルシスト、八方美人、気まぐれ
天秤座・裏の顔
- 計算高い
- 天性の策士
- 恥をかくことが嫌い
- 中途半端で無難なところで妥協する
- 自分が汚く見えるような陰の仕事は拒む
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天秤座の星模様|石井ゆかりの12星座占い 今週の星模
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