1話5分で読めるギリシャ神話

ギリシャ神話の神・女神・英雄のエピソードが、絵画で分かりやすい。また、ギリシャ神話はあなたの美術鑑賞に役立ちます。〈1話5分で読める聖書-アートバイブル

天秤座:最後まで人間を信じたアストライアー

(更新日:2021.02.25)

世界は、黄金の時代、銀の時代、青銅の時代、アキレウスをはじめとした英雄の時代、そして私たちの生きている時代〈鉄の時代〉へと推移しました。ここに至って、全ての神々は人間の残虐さに、天界へ引き上げてしまいます。
そんな中、最後まで人間を信じ、慈愛の目で人間を見つめ、その手にした天秤で良心を計っていたアストライアー。しかし、人間はそんな女神をも裏切ってしまいました。天に帰っていく女神の哀しみは、どんなに深かったことでしょうか。

黄金の時代と銀の時代
ヤコポ・ズッキ〈黄金の時代・銀の時代〉ウフィツィ美術館。天秤を持ったアストライアー(右)

天秤座:9月24日〜10月23日生まれ

ギリシャ神話の5つの世界観

〈黄金の時代〉
まるでエデンの園の中で、人間は暮らしているようでした。
一年中、春のように暖かです。働くこともなく、いつでも自由に食べることもできました。

〈銀の時代〉
ゼウスは、春のような一年間を4つの季節(春・夏・秋・冬)に分けました。
そのため、人間は夏の暑さや冬の寒さを耐えなければなりません。はじめは洞くつの中で生活をしていましたが、家を造るようにもなりました。食べ物の種をまき、農作物を作ることも必要になりました。が、人間の心はまだ清らかでした。

〈青銅の時代〉
人間の気性が荒くなり、武器を持って争うことも多くなりました。
人間は嘘をついたり、暴力をふるったり、欲深くもなりました。森の木々を切り倒し舟を造り、海に出てはたくさんの生き物を殺しました。また、地の中を掘り進んで、様々な金属を得るようにもなりました。特に青銅や鉄は武器になり、「金」は人間の欲を刺激します。

お互いに信じあうこともなく、とうとう人間は安心して暮らすこともできなくなりました。大地は殺しあいの血でそまり、神々は地上を見捨て天へ帰っていきました。それでも女神アストライアーだけは、地上に残り正義を訴えつづけました。なんとか正義の天秤を平行に保とうとしたのです。

〈英雄の時代〉
大神ゼウスは一度大洪水を起こしました。その後が比較的幸福な半神半人の時代が続きます。しかし、トロイア戦争など争いを起こすようになり、ゼウスに滅ぼされました。

〈鉄の時代〉
そして、私たちの生きている時代、最悪な時代がやってきました。人々の悪はとどまることを知らず、互いに傷つけ合いました。自然は破壊され、心休まる場所はどこにもありません。

ヘシオドスは「仕事と日」の中で嘆いています。
「私はもはや、おるべきでなかった。その前に死ぬか、後から生まれるべきだった」

英雄の時代に地上に戻っていた神々も我慢の限界を超え、天界へ帰っていきました。その中で、最後まで人間を信じようとした神がアストライアーであったのです。その女神の持っていた天秤が星座になりました。
別説では、天秤座の隣りにある乙女座がアストライアーであるとも言われています。また、アストライアーは勝利の女神ニケーと同一視されることもあります

アストライア
イェジー・シェミギノフスキ=エレウテル〈夏の寓意〉

天秤座の星占い

天秤座の性格チェック!今すぐわかる、性格、恋愛、行動パターン】から

天秤座・基本性格
・品位を重んじ、どんな時でも感情を露骨に現さない
・争いより妥協を選ぶ平和主義者
・人間性に説得力があり、信用されやすい
・自分のテリトリーや家庭では頑固でマイペース
・いざ行動を起こすと、大胆になる

天秤座・恋愛感
・変化を好み、 女心のように変化、変身を繰り返す
・愛には恋しても、夢には恋はしないしっかり者
・倫理や習慣や結婚にこだわらない、自由恋愛者
・しかし、不倫の恋は少ない
・節度と品位を失わない

天秤座・行動パターン
・機転がきき、破綻のない優雅な人生を送る
・逆境に陥ることは少ない
・心身の調和を保つ才能がある
・用心深いわけではないが、賭けや冒険は求めない
・絶妙のバランス感覚で、無理難題を乗り越える

天秤座・響く言葉と嫌がられる言葉
〈響く言葉〉
正義、仲間、気が利く、信頼できる
〈嫌がられる言葉〉
ナルシスト、八方美人、気まぐれ

天秤座・裏の顔
・計算高い
・天性の策士
・恥をかくことが嫌い
・中途半端で無難なところで妥協する
・自分が汚く見えるような陰の仕事は拒む

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天秤座の星模様|石井ゆかりの12星座占い 今週の星模

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