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切ない怪物Best3

怪物の誕生には、切ない物語が……

メドゥーサ(女王)は、髪のきれいな乙女でした。が、若気のいたりで自慢して「私はアテナ様より美しい」と言ったことから、女神によってあの怪物ゴルゴンにさせられてしまいました。

ミノタウロスには、悪いところは一切ありません。ラビリンスの中で、与えられた人間を食わなければ生きていけない、だけなのです。

父親であるクレタ島のミノス王がポセイドンから借りた白い牡牛を返さなかったので、母がその牡牛を恋する罰を与えられたのでした。結果、ミノタウロスが生まれたのです。

そして、ギリシャ神話史上最大最強の怪物テュポーン。ゼウスが大地女神ガイアの子であるタイタン神族と巨人ギガンテスをひどい仕打ちにしたことから、母ガイアが怒って生まれた子なのです。

そんなちょっぴり悲しい物語を読んでみてください。

メドゥーサ

後にゴルゴンと呼ばれたメドゥーサ3姉妹は、髪は生きた蛇で、その目を見たものは石になってしまいます。そして、メドゥーサのみが不死ではありませんでした。

メドゥーサはもとは美しい乙女で、その髪をとても自慢にしていました。ところが女神アテナと美しさを競ったため、その美貌を取り上げられ、髪はシューシュー音をたてる蛇に変えられてしまったのです。

はたして、ゴルゴンたちは変身後の自分を見たことがあるのでしょうか? 見ると石になってしまうのでしょうか?

知りたくはありませんか?

ペルセウスとメドゥーサ

メドゥーサ

ミノタウロス

クレタ島の王ミノスは、海神ポセイドンから借りた白い牡牛があまりに素晴らしかったので、儀式の時返すはずのその牡牛を返さなかったのです。

海神は怒り、なんと王妃パシパエにその白い牡牛を恋するよう、狂わせたのです。こうして生まれたのが、牛頭で人間の体を持ったミノタウロスでした。

ミノス王はそんなミノタウロスを、ダイダロスに作らせたラビリンス(迷宮)に閉じ込めてしまいます。

食料はアテナイからの生け贄で少年7人、少女7人。いずれ生け贄の中に、英雄テセウスが入ってやってきます。

ミノタウロスの誕生、悲しき母パシパエ

パシパエ

テュポーン

タイタン神族も巨人ギガンテスも、母親は大地女神ガイア。息子たちをゼウスのオリュンポスの神々に閉じ込められたり、殺されて怒りが収まらない女神。

とうとう、究極の怪物ともいうべきテュポーンをタルタロス(奈落でなく原初の神々の一人)との間に生み落としました。

テュポーンの大きさは、頭は天に届き、両腕を広げると世界の果てにまで達します。また、その両肩からは恐ろしい竜蛇の頭が百も生え出ています。

このテュポーンに、ゼウスは生涯ただ一度の敗北をします。

【ギガントマキア】オリュンポスの神々vs巨人族

チュポーン