1話5分で読めるギリシャ神話

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切ない怪物の神話 ベスト3

切ない怪物Best3

ギリシャ神話に出てくる怪物ですが、中にはその誕生には切ない物語があります。

メドゥーサ(女王)は、髪の麗しい乙女でした。が、若気のいたりでちょっぴり自慢して「私はアテーナ様より美しい」と言ったことから、女神によってあのゴルゴンにさせられてしまいました。

ミノタウロスには悪いところは一切ないのです、ただ単に怪物として生まれてしまったこと以外には。ラビリンスの中、人質として与えられた人間を食わなければ生きていけないのですから。彼の父親であるクレタ島のミーノース王がポセイドーンから借りた白い牡牛を返さなかったので、母が牡牛とまぐわる罰を与えられたのでした。結果、ミノタウロスの誕生です。

そして、ギリシャ神話史上、最大最強の怪物チュポーン。ゼウスが大地女神ガイアの子であるティターンとギガンテスを酷い仕打ちにしたことから、ガイアが憤って生まれた子なのです。

そんなちょっぴり悲しい物語を読んでみてください。

ペルセウスに首を切られたメドゥーサ

後にゴルゴンと呼ばれたメドゥーサ三姉妹は、髪は生きた蛇で、その目を見たものは石になってしまいます。そして、メドゥーサのみが不死ではありませんでした。
メドゥーサはもとは美しい乙女で、その髪をとても自慢にしていました。ところがアテーナと美しさを競ったため、その美貌を取り上げられ、髪はシューシュー音をたてる蛇に変えられてしまったのです。

ペルセウスとメドゥーサ

ラビリンスの中のミノタウロス

ところがです。ミーノース王は、その白い牡牛があまりに素晴らしいので、海神ポセイドーンとの約束を別の牡牛を捧げることでごまかしました。海神は怒り、なんとミーノース王の妃パーシパエーにその白い牡牛を恋するよう、狂わせたのです。こうして生まれたのが、牛頭で人間の体を持ったミノタウロスです。

ミノタウロスの誕生

ギガントマキアの後出現したチュポーン

ティターンもギガンテスも、母親は女神ガイア。息子たちを幽閉されたり、殺されて怒りが収まらない女神は、究極の怪物ともいうべきチュポーンをタルタロス(奈落でなく原初の神々の一人)との間に生み落としました。チュポーンの大きさは、頭は天に届き、両腕を広げると世界の果てにまで達します。また、その両肩からは恐ろしい竜蛇の頭が百も生え出ています。

ゼウス完全制覇へ ギガントマキア/チュポーン

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