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ステュムパリデスの鳥デューラー〈ステュムパリデスの鳥〉

ヘラクレスの難業6 ステュムパリデスの怪鳥

翼、爪、くちばしが青銅でできているステュムパリデスの鳥たちは、かつて軍神アレスのペットでした。人間を襲ったり、田畑に毒性の排泄物を撒き散らしたりしていました。

アテナとヘパイストスは、巨大な青銅製の鳴子(ガラガラ:とりおどしの一種)を鍛造し、ヘラクレスに貸し与えました。

彼は青銅製の鳴子で大きな音を出すと、驚いた鳥たちが飛び立ちました。すかさず、ヘラクレスはヒュドラの毒矢でつぎつぎと射殺しました。

ヘラクレスの難業7 クレータの牡牛

クレタ島の王ミノスを罰するために、ポセイドンが送り込んだ牡牛。神はこの牡牛にミノス王の妃パシパエが恋するよう狂わせました。

この牡牛こそ、あの怪物ミノタウロスの父であり、美しいが猛々しく、極めて凶暴でした。

ヘラクレスはミノス王に協力を求めましたが拒否され、結局素手でこの牡牛と格闘し、エウリュステウス王の館まで連行しました。

クレタの牡牛マルケッティ〈クレタの牡牛を殺す〉

ヘラクレスの難業8 ディオメデスの人喰い馬

トラーキア王ディオメデスはアレスの子で、旅人を捕らえては自分の馬に喰わせていました。ヘラクレスはディオメデス王軍と戦い、勝利すると王を馬に食わせて、馬をつれて帰りました。

別説では、ヘラクレスが馬を奪った後にディオメデスが軍勢を率いて馬を奪還しようとしたため、ヘラクレスは少年に馬の番をさせて戦いに応じました。

ディオメデス王軍を倒して帰ってくると、少年は馬に喰い殺されていたといいます。

>>ヘラクレスの難業[9・10]アマゾン女王の腰帯とゲーリュオーンの牛たち

ディオメデスの人食い馬モロー〈ディオメデスの人喰い馬〉