1話5分で読めるギリシャ神話

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いて座:ケンタウロス族ケイローン

ケイローンとアキレウス
ジャン=バプティスト・ルニョー〈ケイローンとアキレウス〉ルーヴル美術館

いて座:11月23日〜12月21日生まれ
アルテミス(ダイアナ)から狩猟を学んだケンタウロス族ケイローンが弓を引く姿

ケンタウロス族の逸材
ケイローンはゼウスの父クロノスとニンフのピリュラーの子。クロノスは妻レアーの目を逃れるために馬に姿を変えて、ピリュラーと交わったことから、ケイローンは不死の半人半馬となったといいます。(ゼウスの好色は、やはり父神クロノスの血を引いていたのですね)

一般にケンタウロス族は、野蛮で粗暴として知られています。ですが、ケイローンは例外的な存在です。アポローンから音楽・医学・予言を、アルテミスから狩猟を学びました。ケイローンはペーリオン山の洞穴に住み、薬草を栽培しながら病人を助けて暮らしていました。

また、ケイローンはすぐれた家庭教師で、ヘラクレス、カストール(「ふたご座」参照)、アルゴー船のイアソーン、なかでも英雄アキレウスは有名です。アスクレーピオスには医術も授けたといわれています。

ヘラクレスのヒュドラーの毒矢
ヘラクレスの功業4は、エリュマントス山に棲み、田畑、農村を荒らして回る大猪を捕まえることでした。ヘラクレスは、エリュマントス山の近くのポロエーにやってきた時、ケンタウロス族のポロスから洞窟で歓待されました。ヘラクレスは焼き肉を、ポロスは生肉を食べていました。ヘラクレスは酒も欲しくなり、「ケンタウロス族の銘酒」を要求しました。

ポロスは断りました。
「ケンタウロス族共有の酒瓶を開けるのは、私の一存だけではできません...」
「心配するな!ゼウスの息子ヘラクレスが所望したと言え」
ヘラクレスは、無理やり酒瓶を開けさせました。

すると、酒の臭いに気づいたケンタウロス族がモミの木で武装して集まってきました。その中の勇敢なアンキオスとアグリオスの二人が洞窟に入ってきましたが、ヘラクレスは簡単に追い出してしまいました。さらに弓を取り、かれらを追いかけました。ケンタウロス族の二人はケイローンのところまで逃げていきました。

射手座

不死ケイローンの死
ヘラクレスは追ってきて、ケイローンの周りに集まっていたケンタウロス達にヒュドラーの毒矢を放ちます。矢はエラトスの腕を射抜いて、ケイローンの膝にささってしまいました。
「あっ!先生!」
ヘラクレスはかつての師に駆けよると、矢を抜き、ケイローンから渡された薬を塗りました。が、ヒュドラーの毒はどんな手当をしても直りません。ケイローンはあまりの苦痛から逃れるために、〈不死の力〉を放棄しすることをゼウスに頼みました。〈不死の力〉はプロメテウスにゆずり、死を選んだのです。

その死を惜しんだゼウスは、ケイローンの姿を星にかたどり、いて座にしました。

参考サイト:いて座の性格チェック!今すぐわかる、性格、恋愛、行動パターンから

いて座・基本性格
・明るく快活で冒険心に溢れ、楽天的
・何事も即断即決で、行動力がある
・拘束されることを嫌う自由主義者
・興味をもつと、すぐに熱中するタイプ
・学習能力も高く、素早く物事を判断する

いて座・恋愛感
・次から次へとパートナーが変わる愛の狩人
・大胆で開放的かと思えば、妖しい色気と魅力を見せる
・相手を退屈させない新鮮なムード作りが上手い
・情熱的に相手を求め、性の激流の中へまっしぐら
・相手がようやく振り向いた頃、早くも冷めていく

いて座行動パターン
・スピーディー、思いついたらまずは行動
・華やかな事、明るい事を好み、社交性がある
・慎重性を欠き、脱線人生を歩む人も少なくない
・短絡的な思考、行動を抑え、
ひらめきと行動力を生かすようになると最強

いて座・響く言葉と嫌がられる言葉
〈響く言葉〉
自由、素直、華やか、行動力がある
〈嫌がられる言葉〉
モラルがない、勝手、でしゃばり、浮気性

いて座・裏の顔
・人の意見を聞かないという欠点がある
・人の上に立って指図することは好き
・人の命令に従って動くことは苦手
・陰湿で暗い事や隠し事を嫌う
・議論好き、表現がおおげさで誇張的

気になりましたら、こちらのサイトもご覧ください。
いて座2017年の星模様|石井ゆかりの12星座占い 今週の星模様

ダンテの『神曲・地獄篇』では、ケイローンは同族のネッソス(「ヘラクレスの最後と神格化」参照)に命じて、ダンテとヴィルジリオの地獄の道案内をさせます。

ダンテとヴィルジリオを案内するケンタウロス族ネッソス
ジョセフ・アントン・コック〈ダンテとヴィルジリオを案内するケンタウロス族ネッソス〉