〈ケイロンとアキレウス〉
射手座：11月23日〜12月21日生まれ
アルテミス（ダイアナ）から狩猟を学んだケンタウロス族ケイロンが弓を引く姿
ケンタウロス族の賢者ケイロン
ゼウスの父クロノスは妻レアーの目を逃れるために馬に姿を変えて、ピリュラーと交わったことから、ケイロンは不死の半人半馬になったといいます。（ゼウスの好色は、やはり父神クロノスの血を引いています。というか男の性？）
ケンタウロス族は、野蛮で粗暴として知られています。ですが、ケイロンは例外的な存在。アポロンから音楽・医学・予言を、アルテミスから狩猟を学びました。ケイロンはペーリオン山の洞穴に住み、薬草を栽培しながら病人を助けて暮らしていました。
また、ケイロンはすぐれた家庭教師で、教え子は双子座のカストル、アルゴー船のイアソン、なかでも英雄ヘラクレスとアキレウスは有名です。アスクレピオスには医術も授けたといわれています。
ヘラクレスのヒュドラの毒矢
ヘラクレスの難業４は、エリュマントス山の大猪を捕まえることでした。
ヘラクレスは、エリュマントス山の近くのポロエーにやってきた時、ケンタウロス族のポロスに洞窟で歓待されました。ヘラクレスは焼き肉を、ポロスは生肉を食べていました。ヘラクレスは酒も欲しくなり、「ケンタウロス族の銘酒」を要求しました。
「ケンタウロス族共有の酒瓶を開けるのは、私の一存だけではできません」と断るポロス。しかし「心配するな！ゼウスの息子ヘラクレスが所望したと言え」と、ヘラクレスは無理やり酒瓶を開けさせました。
すると、酒の臭いに気づいたケンタウロス族がモミの木で武装して集まってきました。その中の勇敢なアンキオスとアグリオスが洞窟に入ってきました。
しかし、ヘラクレスは簡単に追い出します。さらに弓を取り、かれらを追いかけました。二人はケイロンのところまで逃げていきました。
不死ケイロンの死
追ってきたヘラクレスは、ケイロンの周りに集まっていたケンタウロス族にヒュドラの毒矢を放ちます。矢はエラトスの腕を射抜いて、ケイロンの膝に達しました。
「ケイロン先生！」ヘラクレスはかつての師に駆けよると矢を抜き、ケイロンから渡された薬を塗りました。
しかし、ヒュドラの毒はどんな手当をしても直りません。ケイロンはあまりの苦痛から逃れるために、〈不死の力〉を放棄しすることをゼウスに頼みました。〈不死の力〉はプロメテウスにゆずり、死を選んだのです。
その死を惜しんだゼウスは、ケイロンの姿を星にかたどり、射手座としました。
射手座の星占い
【射手座の性格チェック！今すぐわかる、性格、恋愛、行動パターン】から
射手座・基本性格
- 明るく快活で冒険心に溢れ、楽天的
- 何事も即断即決で、行動力がある
- 拘束されることを嫌う自由主義者
- 興味をもつと、すぐに熱中するタイプ
- 学習能力も高く、素早く物事を判断する
射手座・恋愛感
- 次から次へとパートナーが変わる愛の狩人
- 大胆で開放的かと思えば、妖しい色気と魅力を見せる
- 相手を退屈させない新鮮なムード作りが上手
- 情熱的に相手を求め、性の激流の中へまっしぐら
- 相手がようやく振り向いた頃、早くも冷めていく
射手座・行動パターン
- スピーディー、思いついたらまずは行動
- 華やかな事、明るい事を好み、社交性がある
- 慎重性を欠き、脱線人生を歩む人も少なくない
- 短絡的な思考、行動を抑え、ひらめきと行動力を生かすようになると最強
射手座・響く言葉と嫌がられる言葉
〈射手座の人に響く言葉〉
自由、素直、華やか、行動力がある
〈射手座の人に嫌がられる言葉〉
モラルがない、勝手、でしゃばり、浮気性
射手座・裏の顔
- 人の意見を聞かないという欠点
- 人の上に立って指図することは好き
- 人の命令に従って動くことは苦手
- 陰湿で暗い事や隠し事を嫌う
- 議論好き、表現がおおげさで誇張的
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射手座の星模様｜石井ゆかりの12星座占い 今週の星模様
ダンテの『神曲・地獄篇』では、ケイロンは同族のネッソス（「ヘラクレスの最後と神格化」参照）に命じて、ダンテとヴィルジリオの地獄の道案内をさせます。
【星座一覧】
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