1話5分で読めるギリシャ神話

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木になった神話 ベスト3

木になった神話 知っておきたいベスト3

今回の3シリーズは、すべてアポローンが関係しています。若き日のアポローンの過ち月桂樹になったダフネー、ポプラの木になったパエトンの姉妹ヘリアデス(ヘーリオスの娘たち)、糸杉になったキュパリュッソスはアポローンの愛した少年です。※ヘーリオスはアポローンと同一視されます。

月桂樹になったダフネー

ベルニーニの傑作「アポローンとダウネー」。大理石でこんなにも繊細な人間が表現できるのかと思わせる、その肉体の柔らかな質感。この彫刻は、宙に浮く感じがあまりに繊細なため、崩れないよう補強されているそうです。

大蛇ピュトーンを弓矢で退治したのが、若きアポローンです。そのことを得意に思っていた彼は、小さいエロースが弓矢を持っているのを見て言いました。
「おい、いたずら坊主。そんな危ない弓矢を持つんじゃない!弓矢は、私みたいな怪物を倒した者のみが持つ武器なんだ」

「アポローンさん、ボクの矢はあなたの胸にだって刺さるんですよ」
そう言うと、エロースはアポローンに恋心を燃やす〈黄金の矢〉を放っただけでなく、恋をはねつける〈鉛の矢〉でダフネーの胸を射抜きました。

ダフネーの父の不安が現実になります。それにしても、アポローンは若い乙女が大好きですが、正式な妻にした乙女はいません。また、美少年も大好きです。二刀流のプレイボーイ、それがアポローンなんです。

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アポロンとダフネー

ポプラの木になったパエトンの姉妹ヘリアデス

墜落したパエトンの神話は、この『1話5分で読めるギリシャ神話』でも人気があります。が、意外に知られていないのが、パエトンの姉たちがポプラの木になったこと。パエトンの神話では、最後にちょっと触れられる程度ですから仕方がありません。また、パエトンの母の名も「クリュメネー」と知っている人は少ないと思います。

ヘリアデスはポフラの木になるまで、パエトンの墓の前で長い間嘆き悲しんで琥珀(こはく)の涙を流します。遠縁のパエトンの友だちも、ツルになってまで、ゼウス(ユピテル)を恨んで雷火を思わせるものには近づきません。ツルが水辺が好きな理由です。

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ポプラの木になったパエトンの姉妹ヘリアデス

糸杉になったキュパリュッソス

アポロンが愛した少年の一人です。
ケオス島のカルタイアの野のニンフに捧げられた金色のツノを持った大鹿がいました。首には宝石をちりばめた首輪、額にはお守り、耳には真珠の飾りがたれていました。

この大鹿を可愛がっていたキュパリュッソス。理由は定かではないのですが、彼は誤って槍でこの大鹿を殺してしまったのです。その悲しみがなくなることのないよう、「いつまでも嘆いていたい」とアポローン神にお願いしました。やがて、悲しみのために血もかれて、その体はひからびて緑色になりました。

【糸杉】(学名:Cupressus、英:Cypress)は、西洋ではきれいな円錐形になるため、クリスマスツリーに使われます。が、死の象徴でもあるため、墓地によく植えられています。イエス・キリストが磔にされた十字架は、この木で作られたという伝説もあります。

【花言葉】は、死・哀悼・絶望。死や喪の象徴とされています。文化や宗教との関係が深く、古代エジプトや古代ローマでは神聖な木として崇拝されていたほか、キプロス島(Kypros, 英: Cyprus)の語源になったとされています。(ウィキペディアより)

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糸杉になったキュパリュッソス