山羊座:12月22日〜1月20日生まれ
半人半獣アイギパーンの功績
オリュンポスの神々がタイタン族と戦ったティタノマキアの時、半人半獣パーンの一人アイギパーンがホラガイを吹き鳴らしました。
それはもの凄い轟音となり、タイタンたちはパニックを起こして逃げ出しました。ゼウスはその功績をたたえ、山羊座として天に上げたといいます。
アイギパーンの下半身が魚であるのは、魚に変身して海に潜り、貝殻を手に入れる時の姿です。
アイギパーンとは「山羊のパーン」の意味で、ローマ神話では、ファウヌス(Faunus)と同一視されます。
山羊座、もう1つの神話
オリュンポスの神々が巨人族と戦ったギガントマキアの時、神々がナイルの川岸で宴会を開いていました。いつものように、アイギパーンは葦笛で美しい曲を奏でていました。
この時、突然、怪物の中の怪物テュポンが現れ、驚いた神々は動物に姿を変えて逃げ出しました。ゼウスは雄羊に、アポロンは鳥に、ディオニュソスは山羊に、アルテミスは猫に、ヘラは雌牛に、ヘルメスは朱鷺-トキにと。
パーンはナイル川に飛び込んだところ、よく泳げるためにでしょうか、下半身だけが魚になりました。その姿を面白がったゼウスは、山羊座として天に上げたということです。
牧神パーンと葦笛シューリンクス
パーンにちなんだ葦笛(シューリンクス=Syrinx)の話があります。シューリンクスは、半人半獣サテュロスや妖精に愛されていた美しいニンフ。彼女は女神アルテミスを崇拝して、狩りばかりしていました。
狩りの衣装を身に着けたシューリンクスは、女神と見まごうばかりの美しさ。ただ違うところは、女神の弓は銀で、彼女の弓は角でできていました。そんな彼女は女神アルテミスと同じで、だれの愛も受け入れません。
ある日、シューリンクスは狩りの帰りに牧羊神パーンに口説かれました。彼女は逃げました。が、追ってきたパーンに川岸で追いつかれてしまいます。
「もう逃げられない」とわかった彼女は、仲間のニンフたちに助けを求めました。
パーンがシューリンクスに抱きつくやいなや、ニンフたちは彼女を葦に変身させたのです。パーンが溜息をつくと、その息で葦の茎の空洞が共鳴し、美しい調べを奏でます。
パーンは、調べの美しさと不思議さにひかれました。「この葦だけは、わしの記念にしよう」と、何本かの葦をとり、違った長さに並べて笛を作ったのです。また、パーンはニンフの名にちなんで、葦の笛を「シューリンクス」と名づけました。
ヘルメスがこの話をして、イーオーを監視していた怪物アルゴスの100の目を閉じさせ、眠らさせました。
山羊座の星占い
【山羊座の性格チェック!今すぐわかる、性格、恋愛、行動パターン】
山羊座・基本性格
- 用心深く、危ないものには近付かない
- 責任感が強いため、仕事や課題はきっちりやる
- 後退したり横道にそれたりしない
- スピード感に欠け、生き方もスマートではない
山羊座・恋愛感
- 素直で正直で、堅実、遅咲きの恋
- 静かにこっそりとつぼみをふくらませ、やがて実を結ぶ
- 異性に対しては、かなりのオクテ
- 恋のかけ引きや相手の心をとらえるテクニックは苦手
- 将来への確実な見通しと保証がなければ、結婚には踏み切らない堅実派
山羊座・行動パターン
- 決して活動的ではなく、出足も遅い
- 逆境に対しては抜群の強さをもつ
- 強靭な精神力と粘り腰は、たいていのことにはギブアップしない
- あらゆる面で晩成型、独立独歩
山羊座・響く言葉と嫌がられる言葉
〈山羊座の人に響く言葉〉
堅実、用意周到、働き者
〈山羊座の人に嫌がられる言葉〉
面白みがない、上から目線、利己主義
山羊座・裏の顔
- 人に対する評価も冷静で厳しい
- 上に対して媚びる態度を取ることもない
- 自分自身に厳しさを課す
- 厳しさに負けてしまう時、劣等感から自暴自棄になる
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山羊座の星模様|石井ゆかりの12星座占い 今週の星模様
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