1話5分で読めるギリシャ神話

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花になった神話 ベスト3

花になった神話 知っておきたいベスト3

アネモネの花になったアドニス。ヒアシンスの花になったヒュアキントス。スイセンの花になったナルキッソス。みんな美少年が花になりますが、不幸な話なのです。それは......

アネモネの花になったアドニス

美少年アドニスの虜(とりこ)になった美の女神アロディーテ(ビーナス)。

なんということでしょう、女神が乙女になってしまいました。自分の神殿に現れることもなく、オリュンポス山の会議に出ることもなく、アドニスと一緒に森の中を駆け回っています。その姿は、狩りの処女神アルテミスのようです。普通なら女の魅力に力を入れる女神、今はその女っ気もありません。

恋は、百戦錬磨の女神さえも乙女にしてしまうようです。

また、母性本能にも火がついてしまった女神。
「愛しいアドニス、森の野獣には気を付けなさい。けっして、自分を過信して戦っちゃダメよ。わかった?」と、しつこいぐらい諭します。

しかし、若者はいずれ親離れし、そんな姉さん女房の言いつけを聞くはずがありません。そんな美少年アドニスに、悲劇が起こります......

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アネモネの花になったアドニス

ヒアシンスの花になったヒュアキントス

アポローンが愛した美少年ヒュアキントス。神はまるで親であり、兄であるかのようにヒュアキントスに尽くします。漁に行くときは網を持ってやり、狩りに行くときは犬をひいてやり、山に行くときは供となり、運動をするときも一緒です。
そのため、アポローン自身のデルポイの神殿は留守になり神託もお休み。しばらくは、竪琴も弓矢も持つことはなかったほどです。

そんな二人に嫉妬する西風ゼフィロス。

ある日、アポローンとヒュアキントスが円盤の投げ合いをしていました。ヒュアキントスを愛していたゼフィロスには悪意はなかったのですが、いたずらをします。アポローンが投げた円盤をヒュアキントスが取ろうとした時、強い風を円盤に吹き当てたのです。

円盤はヒュアキントスの額に直撃し、彼は瀕死の状態になります。まさか、ゼフィロスには思ってもみなかったことが起こってしまったのです。

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ヒアシンスの花になったヒュアキントス

スイセンの花になったナルキッソス

狩の女神アルテミスの美しいニンフのひとりエコーは、声だけを返す「こだま」。けっして、自分から姿を現しませんし、呼びかけません。声だけの、それも答えるだけの存在なのです。

どうして、声だけの存在になってしまったのでしょうか?2つ理由がありました。

その1つがゼウスの妃ヘーラーの怒りを買ってしまったから。ヘーラーがゼウスの浮気をニンフ達に尋ねた時、エコーが女神の機嫌を損ねてしまったのです。
「おしゃべりな舌はもう使えなくしてやる。もはや、おまえから最初に口をきくことはかなわぬ。が、応えることは許してやろう」

そんなエコーが恋したのが、ナルキッソス。

彼の言葉をそのまま返すしかできない、エコーのもどかしさ。しかも、ナルキッソスは彼女に全く興味を示しません。彼は、ほかの女にも興味がないのです。今までずっと、彼は女に冷酷な仕打ちをしてきたのです。

そんな冷酷な仕打ちを受けた一人の乙女は、神に祈りを捧げました。
「ナルキッソスにも、身を焦がすかなわぬ恋をさせてください」
復讐の女神ネメシスが、その祈りを聞き入れました。

ナルキッソスは、水に映った自分を見て......

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スイセンの花になったナルキッソス

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